Unityで自作キャラクターを使ってゲームを作りたい。
アセットのキャラクターじゃなくて、オリジナルのキャラクターを使いたい。
MayaとかBlenderは複雑で難しそう…。
ボクセルを使えば、直感的に自作の3Dモデルが作れます。
ボクセルについて
ボクセルとは
ボクセル(voxel)とは、volume(体積)とpixel(ピクセル)を組み合わせた言葉です。2Dの画像ではピクセルが点を表しますが、ボクセルは3D空間における立方体の単位です。これにより、3次元のデータやモデルを表現するために使われます。
ボクセルにはボクセルアートやボクセルモデルなどがあります。
ボクセルアート
ボクセルモデルを使ったゲーム
ボクセルを使用したゲームをいくつか紹介します。
- Minecraft
言わずと知れたマイクラ - デジボク地球防衛軍2
地球防衛軍のボクセル版 - 忘れないで、おとなになっても。
懐かしい世界観の作品 - Station to Station
鉄道シミュレーション - ボクセルコレクション
ボクセルゲームの詰め合わせ - ボクセルモンスター
可愛い育成アプリ
美麗なものから可愛らしいものもありますね。
ボクセルの作り方
ボクセルを作るソフトはいくつかあります。
・『MagicaVoxel』
・The Sandboxの『Voxedit』
作成したものはThe Sandboxのメタバースでそのまま使用できるそうです。
今回はその中の1つ、MagicaVoxelを紹介します。
MagicaVoxel
MagicaVoxelは、3Dのブロックを積み上げてボクセルモデルを作成するフリーソフトです。
直感的な操作で比較的簡単に3Dモデルを作成でき、さまざまな形式で出力することができます。
実際にボクセルモデルを作ってみた
実際にMagicaVoxel使って作ってみよう
ボクセルモデルの作成
今回は既存のキャラクターをボクセル化させることにする。
今回はこのキャラクターを作っていくよ!
色を選択しブロックを配置する
完成!
ドットを打つようにブロックを配置していくのでわかりやすい。
ドット絵との違いはアンチエイリアスや綺麗に見えるための曲線、影とかも考える必要がないので簡単!
このまま.objなどでExportができる。
レンダー機能
MagicaVoxelには、ボクセルを美しく見せるためのレンダー機能が搭載されています。さまざまな設定を変更することで、細かな表現の調整が可能です。また、編集したモデルを画像として出力し、そのまま作品としてSNSなどに投稿することもできます。
すべての機能を使いこなせたわけではありませんが、分かる範囲での要素をいくつかご紹介します。
光源や背景の設定
光源の位置や色、光源の強さなどを変えることができます。
太陽ライト
空の設定
霧
マテリアル(質感)の設定
ボクセル本体の質感を細かく設定でき、見た目を大きく変化させることができます。
また、一部分だけ変化させることもでき、様々な表現が可能です。
ガラス
金属
分かりにくいけど黄色と赤の王冠の部分を金属質にしたよ
発光
このように一部だけ変化させることもできます。
エッジ
クレイ
ボクセルを作ったらぜひレンダー機能も使ってみてください。
ボクセルの本
ボクセルに関する本もいくつか販売されています。MagicaVoxelの操作方法を学びたい方や、ボクセルアートに触れてみたい方におすすめです。
ボクセルアート上達コレクション
MagicaVoxelの使用方法やボクセルアートの作品が載っています。
ボクセルアート熟達コレクション
MagicaVoxelとVoxeditの使い方とボクセルアートが載っているようです。
「熟達コレクション」の方が新しいのですが、どちらの本にもボクセルアートが掲載されていますので、両方ともおすすめです。
まるごとわかる3Dドットモデリング入門
MagicaVoxelでのボクセルモデル作り方やAdobeの『mixamo』を使用してモデルを動かす方法も載っています。
まとめ
ボクセルは、レトロな感じがありながらも新しい3Dモデルの形です。ボクセルアートのように芸術的な作品を作ることも、ゲーム制作に活用することもできます。
ぜひ、ボクセルに挑戦してみてください。